ローヤルゼリーのデメリット
ローヤルゼリーの摂取には、デメリットがあることを忘れてはいけません。
栄養価が高く健康食品やサプリメントとして人気のローヤルゼリーですが、多少なりとデメリットがあることは案外知られていないのです。
〇アレルギー
アレルギーは、個人によって異なる「アレルゲン」を摂取したことにより、必要以上の免疫反応が起こる症状です。
ロイヤルゼリーの原料になっているのは、蜂が集めた花粉や花の蜜。
花粉によるアレルギー反応は比較的多くの人に見られます。
花粉症は、花粉アレルギーの代表的な症例でしょう。
そして、蜂は多種多様な植物から花粉や蜜を集めるので、それだけ多く、アレルギーを起こす可能性のある物質が含まれているのです。
アレルギーの症状としては肌のはれや痒み、蕁麻疹、胃の不調やめまいなどがあります。
特に気管支喘息やアトピーもちの方は、ロイヤルゼリーによるアレルギー反応が出やすいとされています。
アレルギーの心配がある方は、まず少量摂取してみて、体調を見ることをお勧めします。
判断が難しければ、アレルギーテストを受けてみる等、医師や専門家のアドバイスに従ってください。
〇男性のデメリット
ローヤルゼリーには、特有の脂肪酸であるデセン酸が含まれています。
デセン酸には本来、皮脂の分泌を抑えたり、コレステロール・血糖値の上昇の抑制、アンチエイジングに効果的な抗酸化作用などがあります。
そして女性ホルモンに似た働きももっているため、女性の更年期障害を改善させたり、妊娠・出産に関する心身の不調を整える効能もあります。
しかし女性ホルモン同様の働きは、男性にはマイナスに働く場合もあります。
可能性は極僅かですが、男性がローヤルゼリーを摂取することで、乳房が発達する場合があります。
また、精子の数が減り、男性機能が低下する可能性も考えられます。
上記は女性ホルモンの大量摂取、およびその継続から起こる場合がほとんどですが、影響には個人差があり、あり得ない事例とは言い切れません。
ローヤルゼリーが、とりわけ顕著な女性ホルモン作用をもっているわけではありませんが、多量に摂取する場合は留意したほうが無難です。