ローヤルゼリーの基礎知識

ローヤルゼリーは蜂が生成する高栄養価物質

ローヤルゼリーとは、蜂が生成する高栄養価の物質のことです。
タンパク質や糖質、アミノ酸などが豊富に含まれており、サプリメントや栄養剤に配合される成分として有名です。

ハチミツは、花の蜜を巣に持ち帰り、蜂たちが加工を加えた上で巣に蓄えられますが、ローヤルゼリーは蜂の体内で生成されます。
若い働き蜂が多数の植物の蜜や花粉を体内に取り込み、ローヤルゼリーを合成するのです。
合成されたローヤルゼリーは下咽頭線や大腮腺(だいさいせん)から、白っぽくとろりとしたクリームのような形状で分泌されます。
蜂が作り出すため、ハチミツと同様に甘みが強いと勘違いされることもありますが、味は特徴的な酸味や苦みが強く、甘みはありません。

栄養補助食品として人気の高いローヤルゼリーですが、元々は女王蜂の育成のために作られる物質です。
元々女王蜂と、働き蜂になるメスの蜂たちには、卵から孵化する瞬間までにこれといった違いはありません。
しかし孵化してから3日間、栄養の高さでローヤルゼリーに劣る「ワーカーゼリー」を食べ、4日目以降から花粉やハチミツを食べる蜂は働き蜂になります。
そして孵化した瞬間から生涯にわたって高栄養価のローヤルゼリーを食べ続ける蜂が、女王蜂になるのです。
女王蜂のために作られる物質であるため「ロイヤル」「ローヤル」という名前が付けられたのです。

ローヤルゼリーを摂取する女王蜂は、働き蜂と比べて寿命は長いものだと約40倍、体の大きさが1.5~3倍にまで大きくなります。
さらに働き蜂は産卵することができませんが、女王蜂は1日に約1500~2000個もの卵を産み続けます。
ローヤルゼリーを摂取することで、女王蜂は強く大きく、特別な体を手に入れるのです。
産み落とされた状態では固体に差がないにもかかわらず、ローヤルゼリーの栄養によってここまで成長や機能に違いが生まれるのです。
このことから、ローヤルゼリーが超高栄養価であることがよく分かります。

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